車の売却手続きナビ

車の売却に必要な手続きや書類を解明します!!

任意保険の手続きをしたか

車売却の諸手続きの多くは、必要な書類さえ揃えておけば買取業者のほうが代行しておこなってくれるのが通例です。しかし、買取業者が絶対に手を出さない分野があります。それが任意保険です。任意保険は切れ目を作ってはいけません。その切れ目の間で不慮の事故を起こした場合、補償が効かなくなるからです。もし売却した車と入れ違えで新しい車が納車される場合は、事前にご加入損害保険会社に通告が必要です。それで入れ替え直前までは売却車で、入れ替え直後からは購入した車で補償を継続することができます。事前連絡は電話で可ですが、後日車検証を郵送もしくはファックスします。

売却から、新しい車の納車まで時間がある(数週間程度)場合は、とりあえずそのままにしておき納車前に連絡をとりましょう。売却後しばらく車を購入する予定がない場合、任意保険はどうしますか?解約すればもちろん満期まで残りの保険料は返還されます。しかしいままで地道に育ててきたノンフリート等級による割引が消滅してしまいます。これを防ぐ方法があります。任意保険の補償期間がまだ満期になっていない場合は、中断手続きを取りましょう。この中断証明を取得すると、通常は5年間、海外赴任などの場合は10年間(長期海外旅行などの場合は認められません)、任意保険のノンフリート等級を維持することができます。

有効期間内に新規に車を購入した場合は、その等級のままで任意保険に加入することができます。すぐに車を購入する予定がなくとも、とりあえずは手続きをしておきましょう。この中断証明ですが、取得するにはある程度の制約があります。満期がくるまでの間に、廃車ないし名義変更ないしナンバー返納手続きを取らなければいけません。実際に車を売却する予定がある場合ならば、なんなくクリアーできる問題です。しかし、任意保険の満期が近い場合は、急いで手続きをしましょう。いま紹介してきた制度は多くの損害保険会社に共通したものです。しかし、その手続きに必要な要件や期間、手続きの方法などは損害保険会社によって異なることがあります。かならず事前にご自分のご加入の損害保険会社に確認をとることを強くお奨めします。