車の売却手続きナビ

車の売却に必要な手続きや書類を解明します!!

廃車にする前に

車を手放すとき、できれば売却していくらかのお金を得たい。だれしもがそう思うことでしょう。しかし事故車だから、もう古い車だから、走行がいっているから。そう思って最初からあきらめていませんか。解体業者に廃車手数料を払う前に、下取り車としてタダ同然の値段でサインする前に、少し待ってください。あなたの愛車売却の道は、まだあるかもしれません。丈夫で名高い日本車は、世界の中古車市場で絶大な信頼をほこっています。車種によっては(トラックでなくとも)10万キロオーバーの車でも十分商品として通用します。また海外では、きちんと修復してあれば日本人ほど事故車(修復歴あり車)を気にしない傾向にあります。

当然、値段のつけかたも、国内流通向けの中古車とはちがってきます。では、どんな車種が人気があるのか。一般に生活する私たちにはうかがい知れぬ世界です。中古車買取業者の人でも、知らない人はまったく知らない分野です。どのような人が知っているのでしょうか。もちろん中古車輸出業をしている(ないししている人を知っている)買取業者、もしくは業者オークションに頻繁に参加して、中古車輸出の相場を把握している買取業者です。そこを見分けるのは、人気の車種を調べる以上に難しいことです。数多く査定を受けて、結果から探しだすことはもちろん可能です。ですが、一番の近道は大手チェーンの買取業者にあたることです。大手チェーンの買取業者はかならず業者オークションにも参加しています。

買取価格も業者オークション相場を基準にして決められています。ふつうの中古車屋さんでは見向きもされなかったあなたの愛車が、思わぬ高値査定を得られるかもしれません。また、海外輸出以外にも、部品取車という選択があります。製造中止になった車種はブレーキなどの重要部分の部品は10年保管が義務付けられています。しかし、ほかの内装系、外装系のパーツは特に法的義務がないので、メーカーの在庫がなくなってしまえばそこでお終いです。車一台あれば、そんなパーツの宝庫です。部品がとれればいいので多少調子が悪くとも、極端に言えば不動車であっても大した問題ではありません。古くても人気のある車種にのっているのならば、このようなパーツ取車の道も残っています。まずはあきらめずに買取業者に相談してみましょう。